前回(※)続きです。
3Dプリンターで31.7mmの筒を作ってみるテスト#1 : ベランダ天体観測の記録 (livedoor.blog)
※こんなのを3Dプリンターで作ってみたいと思ってます。
(必要性はマストではないのですが、小さいので気軽に試行錯誤できて練習になるだろう、という狙いです。)
前回は、直径31.7mmの円柱を作成し、それに対して「ユニファイ規格:1.25インチ、28UN」のネジ穴を空けようとしたのですが、「ネジのモデル化」を忘れたので薄い筒が出来てしまった、というところにとどまっていました。
今よくよく考えてみると、円柱の外径=ネジ穴サイズとなっているため、そらスケスケの延長筒になってしまって当たり前です。
延長筒の外径は31.7mmとして、ネジ穴の外径は別だということに、今更ながら考えが及びました。
じゃあ、31.7mm~1.25インチ径の延長筒のネジ径って幾つよ? ということを把握する必要があります。
ZWO UV IR カット フィルター CUT filter 1.25inch 31.7mm (electricsheep.co.jp)
チョロチョロっと調べてみると、どうやらネジはM28.6、P=0.6などのようです。
製品カタログNo17本文_ノンブルなし.indd (ojiyas.co.jp)
どうやら、1.125インチ=28.575mmなので、この規格っぽいとの推測で進めます。
しかしピッチ=0.6mmは厳しそうだな。。
とりあえず、選択できる中で一番山数が多い設定にしておきます。(28)
↑
先程よりは、筒の厚みがある形状となりました。
「モデル化」を忘れずにチェックし、スライサーにエクスポートします。(STL形式で保存するだけ)
↑
こんどはスライサー上でも、ネジピッチが表現されています!
さて、プリントするとどうでしょうか。
おぉ! 第1弾よりも延長筒として厚みが適切な感じ(表現力)になりました!
ただ、既製品の延長筒のオス側が入らない・・
・既製品延長筒のオス直径=28.4[mm] (ノギス実測)
・今回作成した延長筒のメス直径=27.5[mm](ノギス実測)
以前、Twitter上でいただいた「本来のサイズよりも0.2[mm]ぐらい大きめにプリントしたほうが、樹脂の変形などを考慮するとちょうどよい」というアドバイスに則って、スライサー上でXY平面上のサイズが0.2[mm]大きくなるように修正します。
あと、ネジピッチが思ったよりも細かすぎるような・・・
↓今回作成したもの
↓既製品
まぁ、ネジピッチはこの3Dプリンターの精度的に厳しそうなので気休め、参考程度と思っていますが、もう少し山数を減らしてみたいと思います。(28 → 24)
更に、元サイズよりもXY方向に0.2[mm]大きくするため、元サイズの31.75mm → 31.95[mm]に変更します。(拡大率100.63% 微妙~)
無事にプリント完了しました。
↓
あれ?さっきよりも極端にねじピッチが荒くなったような気が・・・
↓今回
↓前回
↓横並び:左=前回(山28)、右=今回(山24)
ここまでやってようやく、「前回はネジピッチが3Dプリンターの工作精度を超えてて、ピッチが上手く表現できていなかっただけでは?」という疑念にたどり着きました。
はて、思ったより今作ろうとしているものは難易度が高そうです。
メートル法~インチの単位混在でよくわからなくなってきている部分もあるので、
明確にM28.6、P=0.6という、そのものズバリをFusion360 上で指定して作れれば、
図面のミスなのかプリンター実力限界なのか、白黒ハッキリつけれるのですが。。。
この辺、「作ったとおりに動く。思ったとおりには動かない」という、ソフトデバッグ時に頭をよぎることと同じ話になってるように感じます。
やっぱり適当じゃなくて、キッチリ進めていく必要がありますね~(当たり前や)
タップ買えという声も聞こえる気がしますが、こういうのって小さいネジ穴用なのかなぁと。
M28やら、M42やらのぶっといのは対象外では?
ということで、引き続き3Dプリンターでのネジ作成に取り組んでいきます。
(予告:次回の第3回目で狙いのモノを作ることに成功しました!)
3Dプリンターで31.7mmの筒を作ってみるテスト#1 : ベランダ天体観測の記録 (livedoor.blog)
※こんなのを3Dプリンターで作ってみたいと思ってます。
(必要性はマストではないのですが、小さいので気軽に試行錯誤できて練習になるだろう、という狙いです。)
前回は、直径31.7mmの円柱を作成し、それに対して「ユニファイ規格:1.25インチ、28UN」のネジ穴を空けようとしたのですが、「ネジのモデル化」を忘れたので薄い筒が出来てしまった、というところにとどまっていました。
今よくよく考えてみると、円柱の外径=ネジ穴サイズとなっているため、そらスケスケの延長筒になってしまって当たり前です。
延長筒の外径は31.7mmとして、ネジ穴の外径は別だということに、今更ながら考えが及びました。
じゃあ、31.7mm~1.25インチ径の延長筒のネジ径って幾つよ? ということを把握する必要があります。
ZWO UV IR カット フィルター CUT filter 1.25inch 31.7mm (electricsheep.co.jp)
チョロチョロっと調べてみると、どうやらネジはM28.6、P=0.6などのようです。
製品カタログNo17本文_ノンブルなし.indd (ojiyas.co.jp)
どうやら、1.125インチ=28.575mmなので、この規格っぽいとの推測で進めます。
しかしピッチ=0.6mmは厳しそうだな。。
とりあえず、選択できる中で一番山数が多い設定にしておきます。(28)
↑
先程よりは、筒の厚みがある形状となりました。
「モデル化」を忘れずにチェックし、スライサーにエクスポートします。(STL形式で保存するだけ)
↑
こんどはスライサー上でも、ネジピッチが表現されています!
さて、プリントするとどうでしょうか。
おぉ! 第1弾よりも延長筒として厚みが適切な感じ(表現力)になりました!
ただ、既製品の延長筒のオス側が入らない・・
・既製品延長筒のオス直径=28.4[mm] (ノギス実測)
・今回作成した延長筒のメス直径=27.5[mm](ノギス実測)
以前、Twitter上でいただいた「本来のサイズよりも0.2[mm]ぐらい大きめにプリントしたほうが、樹脂の変形などを考慮するとちょうどよい」というアドバイスに則って、スライサー上でXY平面上のサイズが0.2[mm]大きくなるように修正します。
あと、ネジピッチが思ったよりも細かすぎるような・・・
↓今回作成したもの
↓既製品
まぁ、ネジピッチはこの3Dプリンターの精度的に厳しそうなので気休め、参考程度と思っていますが、もう少し山数を減らしてみたいと思います。(28 → 24)
更に、元サイズよりもXY方向に0.2[mm]大きくするため、元サイズの31.75mm → 31.95[mm]に変更します。(拡大率100.63% 微妙~)
無事にプリント完了しました。
↓
あれ?さっきよりも極端にねじピッチが荒くなったような気が・・・
↓今回
↓前回
↓横並び:左=前回(山28)、右=今回(山24)
ここまでやってようやく、「前回はネジピッチが3Dプリンターの工作精度を超えてて、ピッチが上手く表現できていなかっただけでは?」という疑念にたどり着きました。
はて、思ったより今作ろうとしているものは難易度が高そうです。
メートル法~インチの単位混在でよくわからなくなってきている部分もあるので、
明確にM28.6、P=0.6という、そのものズバリをFusion360 上で指定して作れれば、
図面のミスなのかプリンター実力限界なのか、白黒ハッキリつけれるのですが。。。
この辺、「作ったとおりに動く。思ったとおりには動かない」という、ソフトデバッグ時に頭をよぎることと同じ話になってるように感じます。
やっぱり適当じゃなくて、キッチリ進めていく必要がありますね~(当たり前や)
タップ買えという声も聞こえる気がしますが、こういうのって小さいネジ穴用なのかなぁと。
M28やら、M42やらのぶっといのは対象外では?
LANODO
ということで、引き続き3Dプリンターでのネジ作成に取り組んでいきます。
(予告:次回の第3回目で狙いのモノを作ることに成功しました!)
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