先日の東京出張の主目的 ついでに協栄東京さんで購入したGEM28が、遂に自宅に届きました!
11月22日の週の水曜発送~木曜着見込みだったのですが、諸事情(後述)で金曜発送、土曜午前着となりました。
土曜日当日、午前8時~12時の午前中時間指定で届くとのことで、朝3時~4時ごろにレナード彗星を撮ろうと思って起きてから、二度寝しきれずに楽しみすぎて結局半分起きたままとなってしまいました。(彗星自体は曇ってて撮れず)
一応朝8時以降に届く可能性ありとのことで、6時半ぐらいには身支度を完了させました。(GEM28はさすがにパジャマで出迎えたくない。。)
その後、これまた諸事情で一人でGEM28を迎え撃つことになったのですが、9時以降トイレにも行けずにずっとソワソワしてたものの、なかなか届きません!
途中からコレはGEM28楽しみのソワソワか、トイレ行きたいソワソワか区別が付かなくなっていましが、11時20分過ぎに無事に荷物が到着しました!!
(2階の窓を開けて画像処理など弄ってて、ディーゼルエンジンの音が聞こえてきた時には小躍りして1階に駆け下りてしまいました。)
ヤマトのおじさん持ってくるの大変かなぁ~と思ってたら、
予想の1/3ぐらいの大きさの箱を2つ重ねてヒョイヒョイと持ってくるではありませんか!
あれ? 思ってたよりも段ボールが遥かに小さい! そしてトイレ行きたい!
が第一印象でした。
細長い段ボールは三脚が入っているのだろうなと思いましたが、結構軽いです。
もう一つの箱は、ウェイトなどが入ってくることもあるかと思いますが、結構ズッシリしてました。
無事にトイレを済ませた後(←要る?)、はやる気持ちを抑えて当社比で丁寧に開梱していきます。
まずは三脚!
おぉ~今までのAZ-GTi付属三脚よりも脚が太い! そしてキンキンに冷えております。
脚はもう一段階伸ばせそうですが、とりあえず全部開けてからにします。
小さい方のメインの箱は、開けてみると恒例の箱in箱。
じゃあこの箱をスポッと取り出して、と・・・
と思ったらめっちゃ重くて取り出せない!
仕方がないのでこの状態で箱を開けていきます。
おぉ~これが噂の協栄さんお手製マニュアルですね。
そして見えてくる純正収納ケース!
格好良い!こんな小さい箱に収まるとは。
あれ?ラベルの向きが盛大に逆のような気が・・・
どうやら、横置きにするのが正解のようです。(焦った)
収納ケースを開けていきます。
うむ、どれがどれやらわからんので、まずは三脚を組み立てます。
脚を延ばす時はネジ的なものを緩めて延ばし、またネジを締めるだけなのですが、
このネジにレバーのようなものが付いていてしっかりと締めることができます。
更に、このレバーをねじのZ方向に引っ張ると、ネジの締め具合と独立してレバーの向きを変えられます! こういう部品自体はよくあるんでしょうけど、それをココに使ってくれるのが嬉しい!
次、アクセサリートレイです。
おぉ!金属製や~ 金属部品の玉手箱や~ 気のせいか太陽の塔にも見える。
脚を延ばし、アクセサリートレイを固定することで、三脚の開き具合を固定することができました。
(最初、どうやってトレイを付けてよいかわかりませんでした。。)
いよいよ、赤道儀本体をセットアップしていきます。
ってアレ?? 協栄さんで光学極軸望遠鏡を取っておいてもらうはずが取れていない?
しかも架台が回転しないようにロックさせるための六角レンチが所定の場所に挿入されていない??
以下説明図で言うところの、青丸部分です。ここにレンチを貫通させることで、赤緯体がグルっと回転しないようにロックできるという、まぁ原始的な仕組みの代物です。
※これだけだとナンノコッチャわからないと思いますので、経緯振り返り~
GEM28は赤緯体が不意に回転しないように、ウォームギアのロックとは別に、レンチを回転軸に貫通させて赤緯体を回転させないようにする機構があります。ギアのロックというかクラッチを入れたままで持ち運びするとギアを痛めそうですが、クラッチ入れないとゆるゆるで回転し放題なので危険です。
そこで、六角レンチで簡易的に回転をロックさせられるというわけです。
GEM28の発送が当初から遅れた理由は、このロック用の穴と光学極軸望遠鏡が干渉する!
というとんでもない設計ミスが検品時に発覚したためでした。
(協栄さんのほうで、アメリカのiOptron本社~中国の工場~とやり取りいただくのに時間を要したようです。)
自分は光学極軸望遠鏡は使う予定無いので、極軸望遠鏡外して、代わりに安全用のレンチ差して納入して~とリクエストしておきました。
ところが現物を見ると、レンチは刺さってないし光学極軸望遠鏡も外されていない!
↓以下のオレンジ点線枠部分に、光学極軸望遠鏡が格納されているわけです。
「あれ?? そこに望遠鏡入ってたらレンチ入らんがな!!」 という状態。。(設計時に気づけよ・・・)
これは話が違う!ということでお店の方と何回か電話でやり取りし、光学極軸望遠鏡の外し方をおしえてもらいました。
ただ、電話で赤道儀のどこそこのネジを~とやり取りするのは難易度高すぎです。
途中何回か、全く関係ないネジを外したり、関係ないものを外したりしてだいぶ遠回りしましたが、無事に光学極軸望遠鏡を外すことができました。
この手前の筒を引っこ抜きたいわけです。
何か全然違うものを抜いてしまった例(アホ)
正しく引っこ抜けたモノ
抜いた後
蓋をして、これで一安心。
さて、気を取り直して回転防止レンチを挿した状態でセットアップ再開です。
赤道儀本体を三脚にセットしますが、あれ?どうやってネジ締めするの?? ポンと載せるだけ?
架台のこの穴に・・・
三脚側の突起をさしこむだけ?
水平角調整後の固定用レンチで固定するだけ?? さすがにおかしいなーと思ってたら、
先程のアクセサリートレイ固定ネジの取り付け順番がおかしいのでは?ということに思い当たりました。
改めてアクセサリートレイを外し、赤道儀本体を三脚に固定していきます。
と思ったら、やっぱり三脚と赤道儀本体の固定はこのシャフトは関係なく、
方位角固定用のボルト2本だけで、赤道儀+ウェイト+望遠鏡の全荷重を支えるようです。
(大丈夫かいな・・・)
そうとわかれば赤道儀を三脚の上にポン載せ&方位角固定ネジで締めていきます。
(ポン載せ~方位角固定ネジで締める間に落ちないか心配になりました。。)
赤道儀を三脚に固定し、レンチを抜いて赤緯体を180度回転させると、それっぽい見た目になってきました。
180度回転した後も、レンチを差して赤緯体を固定しておきます。(なるべく、ギアクラッチでない方法で固定)
緯度設定は、そこそこ現在地の35度ぐらいになってそうです。これは実際に極軸調整のときに微調整だな・・・
その後、C8を載せてからバランス取りに非常に苦労しました。(今までのAZ-GTiは回転軸に対して滑らかに動いてなかったので、摩擦で止まっているだけの状態をバランスが取れた、と勘違いしていた可能性がありそう)
一応完成!
バランスは、シャフトを延長してもギリギリ足りなかったので、フィットネス用の手首に巻く1kgウェイトを巻きつけてます。位置固定が弱いし、見た目かっこ悪いのもあって、ウェイト買おうかな・・・
非常に長くなったので、この回はこれぐらいにしておきます。
初回なのでセットアップに非常に苦労しましたが、次からはササッとできるようにしたいと思います。
というかそもそも室内~窓一枚隔てたベランダに持っていくだけなので、C8は外してから運ぶとして赤道儀と三脚はくっつけたまま運んでしまいたいと思います。
その時は、赤緯軸と赤経軸のギアクラッチは外しておいたほうが良さそうです。
アリミゾ部はC8載せてないから回っても良いとして、赤緯体はクラッチ外したままだとクルンと回転して危ないので、例のレンチを差して持ち運びしたいと思います。
夜はまずASI482MC+IR640で小さい銀河祭りするか、QHY5Ⅲ462Cで惑星祭りするか。。。
手っ取り早く今までとの違いを実感できるのは後者だな・・・
11月22日の週の水曜発送~木曜着見込みだったのですが、諸事情(後述)で金曜発送、土曜午前着となりました。
土曜日当日、午前8時~12時の午前中時間指定で届くとのことで、朝3時~4時ごろにレナード彗星を撮ろうと思って起きてから、二度寝しきれずに楽しみすぎて結局半分起きたままとなってしまいました。(彗星自体は曇ってて撮れず)
一応朝8時以降に届く可能性ありとのことで、6時半ぐらいには身支度を完了させました。(GEM28はさすがにパジャマで出迎えたくない。。)
その後、これまた諸事情で一人でGEM28を迎え撃つことになったのですが、9時以降トイレにも行けずにずっとソワソワしてたものの、なかなか届きません!
途中からコレはGEM28楽しみのソワソワか、トイレ行きたいソワソワか区別が付かなくなっていましが、11時20分過ぎに無事に荷物が到着しました!!
(2階の窓を開けて画像処理など弄ってて、ディーゼルエンジンの音が聞こえてきた時には小躍りして1階に駆け下りてしまいました。)
ヤマトのおじさん持ってくるの大変かなぁ~と思ってたら、
予想の1/3ぐらいの大きさの箱を2つ重ねてヒョイヒョイと持ってくるではありませんか!
あれ? 思ってたよりも段ボールが遥かに小さい! そしてトイレ行きたい!
が第一印象でした。
細長い段ボールは三脚が入っているのだろうなと思いましたが、結構軽いです。
もう一つの箱は、ウェイトなどが入ってくることもあるかと思いますが、結構ズッシリしてました。
無事にトイレを済ませた後(←要る?)、はやる気持ちを抑えて当社比で丁寧に開梱していきます。
まずは三脚!
おぉ~今までのAZ-GTi付属三脚よりも脚が太い! そしてキンキンに冷えております。
脚はもう一段階伸ばせそうですが、とりあえず全部開けてからにします。
小さい方のメインの箱は、開けてみると恒例の箱in箱。
じゃあこの箱をスポッと取り出して、と・・・
と思ったらめっちゃ重くて取り出せない!
仕方がないのでこの状態で箱を開けていきます。
おぉ~これが噂の協栄さんお手製マニュアルですね。
そして見えてくる純正収納ケース!
格好良い!こんな小さい箱に収まるとは。
あれ?ラベルの向きが盛大に逆のような気が・・・
どうやら、横置きにするのが正解のようです。(焦った)
収納ケースを開けていきます。
うむ、どれがどれやらわからんので、まずは三脚を組み立てます。
脚を延ばす時はネジ的なものを緩めて延ばし、またネジを締めるだけなのですが、
このネジにレバーのようなものが付いていてしっかりと締めることができます。
更に、このレバーをねじのZ方向に引っ張ると、ネジの締め具合と独立してレバーの向きを変えられます! こういう部品自体はよくあるんでしょうけど、それをココに使ってくれるのが嬉しい!
次、アクセサリートレイです。
おぉ!金属製や~ 金属部品の玉手箱や~ 気のせいか太陽の塔にも見える。
脚を延ばし、アクセサリートレイを固定することで、三脚の開き具合を固定することができました。
(最初、どうやってトレイを付けてよいかわかりませんでした。。)
いよいよ、赤道儀本体をセットアップしていきます。
ってアレ?? 協栄さんで光学極軸望遠鏡を取っておいてもらうはずが取れていない?
しかも架台が回転しないようにロックさせるための六角レンチが所定の場所に挿入されていない??
以下説明図で言うところの、青丸部分です。ここにレンチを貫通させることで、赤緯体がグルっと回転しないようにロックできるという、まぁ原始的な仕組みの代物です。
※これだけだとナンノコッチャわからないと思いますので、経緯振り返り~
GEM28は赤緯体が不意に回転しないように、ウォームギアのロックとは別に、レンチを回転軸に貫通させて赤緯体を回転させないようにする機構があります。ギアのロックというかクラッチを入れたままで持ち運びするとギアを痛めそうですが、クラッチ入れないとゆるゆるで回転し放題なので危険です。
そこで、六角レンチで簡易的に回転をロックさせられるというわけです。
GEM28の発送が当初から遅れた理由は、このロック用の穴と光学極軸望遠鏡が干渉する!
というとんでもない設計ミスが検品時に発覚したためでした。
(協栄さんのほうで、アメリカのiOptron本社~中国の工場~とやり取りいただくのに時間を要したようです。)
自分は光学極軸望遠鏡は使う予定無いので、極軸望遠鏡外して、代わりに安全用のレンチ差して納入して~とリクエストしておきました。
ところが現物を見ると、レンチは刺さってないし光学極軸望遠鏡も外されていない!
↓以下のオレンジ点線枠部分に、光学極軸望遠鏡が格納されているわけです。
「あれ?? そこに望遠鏡入ってたらレンチ入らんがな!!」 という状態。。(設計時に気づけよ・・・)
これは話が違う!ということでお店の方と何回か電話でやり取りし、光学極軸望遠鏡の外し方をおしえてもらいました。
ただ、電話で赤道儀のどこそこのネジを~とやり取りするのは難易度高すぎです。
途中何回か、全く関係ないネジを外したり、関係ないものを外したりしてだいぶ遠回りしましたが、無事に光学極軸望遠鏡を外すことができました。
この手前の筒を引っこ抜きたいわけです。
何か全然違うものを抜いてしまった例(アホ)
正しく引っこ抜けたモノ
抜いた後
蓋をして、これで一安心。
さて、気を取り直して回転防止レンチを挿した状態でセットアップ再開です。
赤道儀本体を三脚にセットしますが、あれ?どうやってネジ締めするの?? ポンと載せるだけ?
架台のこの穴に・・・
三脚側の突起をさしこむだけ?
水平角調整後の固定用レンチで固定するだけ?? さすがにおかしいなーと思ってたら、
先程のアクセサリートレイ固定ネジの取り付け順番がおかしいのでは?ということに思い当たりました。
改めてアクセサリートレイを外し、赤道儀本体を三脚に固定していきます。
と思ったら、やっぱり三脚と赤道儀本体の固定はこのシャフトは関係なく、
方位角固定用のボルト2本だけで、赤道儀+ウェイト+望遠鏡の全荷重を支えるようです。
(大丈夫かいな・・・)
そうとわかれば赤道儀を三脚の上にポン載せ&方位角固定ネジで締めていきます。
(ポン載せ~方位角固定ネジで締める間に落ちないか心配になりました。。)
赤道儀を三脚に固定し、レンチを抜いて赤緯体を180度回転させると、それっぽい見た目になってきました。
180度回転した後も、レンチを差して赤緯体を固定しておきます。(なるべく、ギアクラッチでない方法で固定)
緯度設定は、そこそこ現在地の35度ぐらいになってそうです。これは実際に極軸調整のときに微調整だな・・・
その後、C8を載せてからバランス取りに非常に苦労しました。(今までのAZ-GTiは回転軸に対して滑らかに動いてなかったので、摩擦で止まっているだけの状態をバランスが取れた、と勘違いしていた可能性がありそう)
一応完成!
バランスは、シャフトを延長してもギリギリ足りなかったので、フィットネス用の手首に巻く1kgウェイトを巻きつけてます。位置固定が弱いし、見た目かっこ悪いのもあって、ウェイト買おうかな・・・
非常に長くなったので、この回はこれぐらいにしておきます。
初回なのでセットアップに非常に苦労しましたが、次からはササッとできるようにしたいと思います。
というかそもそも室内~窓一枚隔てたベランダに持っていくだけなので、C8は外してから運ぶとして赤道儀と三脚はくっつけたまま運んでしまいたいと思います。
その時は、赤緯軸と赤経軸のギアクラッチは外しておいたほうが良さそうです。
アリミゾ部はC8載せてないから回っても良いとして、赤緯体はクラッチ外したままだとクルンと回転して危ないので、例のレンチを差して持ち運びしたいと思います。
夜はまずASI482MC+IR640で小さい銀河祭りするか、QHY5Ⅲ462Cで惑星祭りするか。。。
手っ取り早く今までとの違いを実感できるのは後者だな・・・
コメント
コメント一覧 (8)
ネジ2本で固定ですが、私はネジ1本で70kgくらい支えてるので大丈夫だと思います。
設計がツッコミ所満載なのはご愛敬ってことで(;^_^A
Twitter見てると動作も問題なく動いてるようで、たぶんioptron薦めた人がみんなホッとしてると思います。
まだまだ銀河シーズンなので楽しんでください。
ykwk1980
がしました
色々試されて、情報の発信を楽しみに待ってます。
極軸の所は電子でテストして、光学式はテストし忘れたのかな?
自分は赤道儀と三脚上端のネジ締め忘れてウェイトを載せたら、赤道儀が落ちそうになった事があるので、心配な構造です。
ykwk1980
がしました
さて、質問なのですが、光学式極軸望遠鏡の視野パターンはどうなってるのでしょうか。それと購入時に電子式の極軸望遠鏡( iPolar)にするかどうか選べと出てくるのですが、最初光学でもあとからその電子式に変えることは出来るのでしょうか?
お時間あるときで構いませんから教えてくれるとありがたいです。
ykwk1980
がしました
ykwk1980
がしました