11/28日曜日の日中は本当にド快晴でした。 夕方になっても雲が出てくる気配が無いので、前日に引き続きGEM28+C8の組み合わせでセットアップしていきます。
(GEM28は前日から出しっぱなしにしておきました。)
18:59 家事を終えてベランダに出て架台電源ON。
ベランダにはGEM28、C8に搭載したASI482MC、ガイド鏡のASI120MM-miniの3つのUSBケーブルを、
リピーターケーブルを複数使って室内に引き込んでいます。
そのため、ベランダでは電源ONだけして、すぐさま暖かい室内に引っ込んで、
ミニPC上でiOptron Commanderを接続します。
つないだ直後の画面:真北を向いていることになっているようです。
(疑問:起動時に前回のアライメント結果読み込み~などの機能は無いのでしょうか。Synscanではあったのですが。。)
ここで、Sharpcapを起動して極軸調整していきます。
(これがあるので、光学極軸望遠鏡やiPolarは全くの不要なのです。)
Sharpcapに言われるがままにGEM28を赤経軸中心に90度回転させます。
赤経が約6時間分動いてます。
(今になって思いましたが、Zero Positionコマンドで何か選べば自動的に90度回転させてくれそうな予感)
↓極軸は昨日合わせたまんまなので、そこそこ合ってます。
せっかくなのでもう少し攻めてみるか。
うーん、少しだけ頑張った(笑)
このときにCommander画面はそのままなわけです。何か引っかかるものが・・・
この時点で、極軸調整量の分、実態との差異が発生する気がしますが、最初が間違ってて今正しくなったと思えば差異は無いとも考えることができます。 ん?
では1スターアライメントしていきますが、今回は初っ端からStellarium → Sync to Targetでアライメントできるか試してみます。
Stellariumを起動し、望遠鏡制御画面を出していきます。
3分クッキング的ですが、既に登録済みのGEM28が出てきます。
Stellarium画面上で、GEM28が極軸を向いていることがわかります。
木星を選択し・・・
1番がAZ-GTi、2番がGEM28なので、Ctrl+2で架台を木星の方向にSlewさせます。
(Slewが自動詞なのか他動詞なのかよくわかっていない)
あれ?反応が無い・・・
初日もそうだったのですが、Stellariumからのコマンドに10秒ぐらい遅れて反応したり、何か不安定です。。
仕方がないので、Commander画面から木星を選択してSlewさせます。
今度は動き始めました。
最短経路で動いているようです・・・
ガイド用のASI120MM-miniのほうにかろうじて木星らしき明るい天体が写っているので、
Commanderの矢印ボタンでセンタリングさせます。
↓
これ本当に木星か??
不安なので外にでて確認してみます。
はい、全然違ってました~()
GEM28~Stellarium間はアライメント合っているつもりなので、位置合わせするとStellarium上ではこれだけズレます。
木星
GEM28
方位角4分、高度3度! 結構ずれてます。
ここで実験! Sync to Targetをやってみます。
おぉ~、少なくともStellarium上では、架台向きが現実と一致しました。
これでアライメント完了か??
試しにNGC7293らせん星雲を導入してみます。
今度こそ、StellariumからCtrl+2でSlewできるか?
→できました。移動距離が短いとすぐに反応してくれる?可能性もあります。
お!プレートソルブできて、しかも誤差は0.04度とのことなので、正しくアライメントできていて、一発でほぼ導入できてそうです!
あれ? GEM28アライメント問題これで解決???
いや、実際にらせん星雲が写っているのを確認できるまでは安心できん!
写ってましたぁ~(ヘラヘラ)
この時点で19:41 = セッティング開始してから40分・・・
画面キャプチャしながらだったので、慣れたらもう少し早いかもしれません。
ちなみにディザリング設定をコレ↓にすると、メインカメラでは1回のディザで20ピクセル!もずれてしまいました。
慌てて最小設定にすると、今度は1回のディザで5ピクセルズレとなりました。
うーん、ガイド鏡=120mm、主鏡=1300mmということで、ガイド精度自体は良くてもディザリングのときに焦点距離比が大きすぎて不都合がありそうです。
ここはEvoguide50EDを本来のガイド用途で出動させるか・・・
さて、らせん星雲に特に期待するところは無かったので、本命の銀河巡りをやりたいと思います。
今回はステファンの5つ子をメインディッシュとして、まずは前菜で隣のNGC7331を・・・
って、1分×5枚でこんなにディテイール出てきて怖いのですが!!
うっ、こんな簡単に幸せを味わえて良いのか。。 泣きそうになる。
そのまますぐ近くのステファンの5つ子へ。
あれ?10分スタックしてもこんなもん??
先程の感動はいずこへ~
この流れなら、ステファンの5つ子も見たこと無いクオリティの画像がグワっと出てくる想定だったのですが、これはなかなか厳しい現実で夢見心地から現実に引き戻してくれる良い薬になります。
ヒジョーにキビシィー!(右手で左耳を持ちながら)
その後、Stellariumを流して適当に見つけた銀河を見てみます。
NGC7479:スーパーマン銀河
どの辺りがスーパーマンなの??を確かめてやります。
※コレを導入する時、またStellariumからCtrl+2コマンドが効かなくなりました。
うーん、と思ってCommanderからSlewしたら、なぜかウェイト側が上、鏡筒が下の位置で更に回転しようとしていたので慌てて緊急停止させました。。焦った。。。
その後、ハンドコントローラーで北極星向きに動かしたら、Stellarium上でも正しい位置を表示できています。その後の導入でも特に問題有りませんでした。何だったのか・・怖い。。
で、どこがスーパーマンなのかな?
胸のロゴの形としても逆やし、よくわからん。。
スーパーマンが鏡で自分のロゴの出来栄えをチェックする時に見える形だから反転していてOKという、スーパーマン目線で命名された?
形はNGC1300に似ていますね。(こうやって自分の中で銀河カルタ的なデータベースが増えていくのか。。)
NGC936:Darth Vader's Starfighter
こんなんやったかな??
うーん、見た目完全に普通のタイファイターに見えるけど、これがダース・ベイダー仕様らしい。。
M77:くじら座A
名前がかっこよい。しかもメシエ天体 これは外せない
近くのNGC1055もエッジon?で良さげ
NGC1232:神の目銀河
大層な名前
↑人工衛星に邪魔されたものの、腕の数の多さ!と長さ!で他に見たことのないキャラ立ち銀河ではないでしょうか!!
いやこれは今までの口径だと絶対に見れてない世界だなー 嬉しいなー
これ以降、仮眠を撮って明け方にまた銀河祭りを再開させたのですが、長いのでまた別の機会にまとめます。
■まとめ
・GEM28起動2日目、アライメント周りをゆっくりと確認した結果、アライメントはハンドコントローラーでなく、PCからCommanderなり、Stellariumなりで任意の天体を導入させた後にSync to Target機能だけを使えば良さそう。
・アライメントさえできれば、プレートソルブの修正量も極僅かなレベルで一発導入できる。
(これは1スターアライメント云々より、極軸精度の寄与のほうが大きいのかも)
・StellariumからのSlew機能は、どうにも不安定。移動距離が短いと直ぐに反応してくれる?
(といっても、10秒無言の後、急に動き出すと言ったこともザラにある。)
・腕が見えるような大きさの銀河は良く見えるものの、ゴミのようにしか写らない銀河は、そこまで詳細な絵は得られない。分解能限界か。
※ピントが結構ズレる。温度変化か。電動フォーカサーを移植するか。。
(GEM28は前日から出しっぱなしにしておきました。)
18:59 家事を終えてベランダに出て架台電源ON。
ベランダにはGEM28、C8に搭載したASI482MC、ガイド鏡のASI120MM-miniの3つのUSBケーブルを、
リピーターケーブルを複数使って室内に引き込んでいます。
そのため、ベランダでは電源ONだけして、すぐさま暖かい室内に引っ込んで、
ミニPC上でiOptron Commanderを接続します。
つないだ直後の画面:真北を向いていることになっているようです。
(疑問:起動時に前回のアライメント結果読み込み~などの機能は無いのでしょうか。Synscanではあったのですが。。)
ここで、Sharpcapを起動して極軸調整していきます。
(これがあるので、光学極軸望遠鏡やiPolarは全くの不要なのです。)
Sharpcapに言われるがままにGEM28を赤経軸中心に90度回転させます。
赤経が約6時間分動いてます。
(今になって思いましたが、Zero Positionコマンドで何か選べば自動的に90度回転させてくれそうな予感)
↓極軸は昨日合わせたまんまなので、そこそこ合ってます。
せっかくなのでもう少し攻めてみるか。
うーん、少しだけ頑張った(笑)
このときにCommander画面はそのままなわけです。何か引っかかるものが・・・
この時点で、極軸調整量の分、実態との差異が発生する気がしますが、最初が間違ってて今正しくなったと思えば差異は無いとも考えることができます。 ん?
では1スターアライメントしていきますが、今回は初っ端からStellarium → Sync to Targetでアライメントできるか試してみます。
Stellariumを起動し、望遠鏡制御画面を出していきます。
3分クッキング的ですが、既に登録済みのGEM28が出てきます。
Stellarium画面上で、GEM28が極軸を向いていることがわかります。
木星を選択し・・・
1番がAZ-GTi、2番がGEM28なので、Ctrl+2で架台を木星の方向にSlewさせます。
(Slewが自動詞なのか他動詞なのかよくわかっていない)
あれ?反応が無い・・・
初日もそうだったのですが、Stellariumからのコマンドに10秒ぐらい遅れて反応したり、何か不安定です。。
仕方がないので、Commander画面から木星を選択してSlewさせます。
今度は動き始めました。
最短経路で動いているようです・・・
ガイド用のASI120MM-miniのほうにかろうじて木星らしき明るい天体が写っているので、
Commanderの矢印ボタンでセンタリングさせます。
↓
これ本当に木星か??
不安なので外にでて確認してみます。
はい、全然違ってました~()
GEM28~Stellarium間はアライメント合っているつもりなので、位置合わせするとStellarium上ではこれだけズレます。
木星
GEM28
方位角4分、高度3度! 結構ずれてます。
ここで実験! Sync to Targetをやってみます。
おぉ~、少なくともStellarium上では、架台向きが現実と一致しました。
これでアライメント完了か??
試しにNGC7293らせん星雲を導入してみます。
今度こそ、StellariumからCtrl+2でSlewできるか?
→できました。移動距離が短いとすぐに反応してくれる?可能性もあります。
お!プレートソルブできて、しかも誤差は0.04度とのことなので、正しくアライメントできていて、一発でほぼ導入できてそうです!
あれ? GEM28アライメント問題これで解決???
いや、実際にらせん星雲が写っているのを確認できるまでは安心できん!
写ってましたぁ~(ヘラヘラ)
この時点で19:41 = セッティング開始してから40分・・・
画面キャプチャしながらだったので、慣れたらもう少し早いかもしれません。
ちなみにディザリング設定をコレ↓にすると、メインカメラでは1回のディザで20ピクセル!もずれてしまいました。
慌てて最小設定にすると、今度は1回のディザで5ピクセルズレとなりました。
うーん、ガイド鏡=120mm、主鏡=1300mmということで、ガイド精度自体は良くてもディザリングのときに焦点距離比が大きすぎて不都合がありそうです。
ここはEvoguide50EDを本来のガイド用途で出動させるか・・・
さて、らせん星雲に特に期待するところは無かったので、本命の銀河巡りをやりたいと思います。
今回はステファンの5つ子をメインディッシュとして、まずは前菜で隣のNGC7331を・・・
って、1分×5枚でこんなにディテイール出てきて怖いのですが!!
うっ、こんな簡単に幸せを味わえて良いのか。。 泣きそうになる。
そのまますぐ近くのステファンの5つ子へ。
あれ?10分スタックしてもこんなもん??
先程の感動はいずこへ~
この流れなら、ステファンの5つ子も見たこと無いクオリティの画像がグワっと出てくる想定だったのですが、これはなかなか厳しい現実で夢見心地から現実に引き戻してくれる良い薬になります。
ヒジョーにキビシィー!(右手で左耳を持ちながら)
その後、Stellariumを流して適当に見つけた銀河を見てみます。
NGC7479:スーパーマン銀河
どの辺りがスーパーマンなの??を確かめてやります。
※コレを導入する時、またStellariumからCtrl+2コマンドが効かなくなりました。
うーん、と思ってCommanderからSlewしたら、なぜかウェイト側が上、鏡筒が下の位置で更に回転しようとしていたので慌てて緊急停止させました。。焦った。。。
その後、ハンドコントローラーで北極星向きに動かしたら、Stellarium上でも正しい位置を表示できています。その後の導入でも特に問題有りませんでした。何だったのか・・怖い。。
で、どこがスーパーマンなのかな?
胸のロゴの形としても逆やし、よくわからん。。
スーパーマンが鏡で自分のロゴの出来栄えをチェックする時に見える形だから反転していてOKという、スーパーマン目線で命名された?
形はNGC1300に似ていますね。(こうやって自分の中で銀河カルタ的なデータベースが増えていくのか。。)
NGC936:Darth Vader's Starfighter
こんなんやったかな??
うーん、見た目完全に普通のタイファイターに見えるけど、これがダース・ベイダー仕様らしい。。
M77:くじら座A
名前がかっこよい。しかもメシエ天体 これは外せない
近くのNGC1055もエッジon?で良さげ
NGC1232:神の目銀河
大層な名前
↑人工衛星に邪魔されたものの、腕の数の多さ!と長さ!で他に見たことのないキャラ立ち銀河ではないでしょうか!!
いやこれは今までの口径だと絶対に見れてない世界だなー 嬉しいなー
これ以降、仮眠を撮って明け方にまた銀河祭りを再開させたのですが、長いのでまた別の機会にまとめます。
■まとめ
・GEM28起動2日目、アライメント周りをゆっくりと確認した結果、アライメントはハンドコントローラーでなく、PCからCommanderなり、Stellariumなりで任意の天体を導入させた後にSync to Target機能だけを使えば良さそう。
・アライメントさえできれば、プレートソルブの修正量も極僅かなレベルで一発導入できる。
(これは1スターアライメント云々より、極軸精度の寄与のほうが大きいのかも)
・StellariumからのSlew機能は、どうにも不安定。移動距離が短いと直ぐに反応してくれる?
(といっても、10秒無言の後、急に動き出すと言ったこともザラにある。)
・腕が見えるような大きさの銀河は良く見えるものの、ゴミのようにしか写らない銀河は、そこまで詳細な絵は得られない。分解能限界か。
※ピントが結構ズレる。温度変化か。電動フォーカサーを移植するか。。
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