先日意気揚々と導入した反射望遠鏡で無事にファーストライトを済ませたものの、ずっと気がかりになっているのが「で、お前の鏡筒、放物面なの?まだ球面でくすぶってんの?」というものです。
「結局目で見えるもの、写真に撮れるものが結果として全てなのだから、放物面かどうかなんてどうでも良いだろう」という指摘があるかもしれません。確かに合理的にはそうです。
が、所詮コレはお遊びの趣味なので、「鏡面が放物面か球面か」ということは気の持ちように大きく影響してくるのです!
<鏡面が放物面だったとき>
あ~やっぱり何か、キレキレの絵が見えると思ったらやっぱりそうだったか~ 8kで購入したスカエク、D=100[mm]のF4.5だけど放物面なんで光学性能は最高! 1/3インチの豆粒センサ使っている限り、面内の収差とかも気にしなくて良い、最高!
<鏡面が球面だったとき>
あ~やっぱり微妙に写り悪いと思ったら球面だったのか。。何か微妙だと思ったわ。8kで手に入れた鏡筒だから文句は言えんなぁ。。
あ、でも考えようによっては球面の状態でもキレキレの画像が得られているので、これで放物面になったらもっと凄いということかな! 放物面の小口径反射を手に入れたい~
となり、よくよく考えるとドチラの場合でも勝利している気はしますが、どっちかわからないのも気持ち悪いので特定したいなーと思っています。
そのための評価手法として、フーコーテストなるダース・ベイダーの呼吸音みたいな雅な評価方法が世の中にはあるということを最近知りました。
何やらXYステージ等でカメラ、光源、ナイフ、鏡筒の位置を緻密に管理するのが必要そうで、およそ自分のような適当な人間が手を出してはいけない代物に思えますが、そこはひねくれているので「敢えて適当な構成でフーコーテストやってもそこそこできるよ」という実績を世の中に作り出す事が自分の使命なのではないか、という偉大なる勘違いを推し進めてみたいと思います。
<Day1>
そうはいっても鏡筒から主鏡をパッカーンと外すのは心理的ハードル高いな。
よし、ネットの作例の一つで斜鏡付けたままでも実施できた、というのをどこかで見た気がするので早速自分も斜鏡つけたままやってみよう。
超ざっくりな解釈による配置図
上記イメージを具現化したもの
※上記は近すぎるとのご指摘を頂いたので、その後に遠ざけました。
この構成で本当に最初の最初に撮った画像がコレです。
うーん、よくわからない。
最初にやってみたときは、「反射光が収束する焦点付近の光束をナイフでぶった切る」というフーコーテストのコンセプトがわかっておらず、カメラ~鏡筒間を適当に遮れば何か撮れるんじゃないか、などと甘いことを考えていました。
さすがに以下2つの観点でダメダメでした。
↓
1.反射光が収束する付近を遮蔽できていない。
2.入射光が明るすぎ&散乱しすぎていて、反射光と入射光が分離できていない。
ということで上記2点を是正して再実施してみます。
ちょっとiPhone画像がブレブレですが・・・
・光源をiPhoneから適当なLEDライトに変更し、スリットから光を出すようにして光量を調整しています。
・漏れ光は使わなくなった靴下!で抑え込んでいます。
・反射光が収束する付近にクレジットカードを配置できるようにしています。
という是正をしました。
面白いのが、反射光の収束具合を目で確認できるところです。
↓
ほぼジャストに収束(焦点付近?)
↓やや焦点からズレた位置
↑
ETCカード上に遮光映り込み付きの反射光がくっきり形になって写っています。
これらの是正により、最初の試行よりは良さげな絵が撮れました。
何より、同一方向から遮蔽しているのに、焦点の前後で陰の出方が反転するという現象を確認できたことが嬉しかったです。
以下、2枚とも向かって左から遮蔽物を差し込んでいます。
1枚めは普通に左に陰ができるのですが、
2枚めは右から陰が出てきます! これも面白い!
(やってるときは面白い~とキャッキャしてたのですが、今見返すと何故か斜鏡の見え方も変わっていますね。。なんでだろう。。時間的に連続してて位置関係は変えてなかったはずなのですが。。)
「で、肝心のフーコーテストは?」
色々頑張ったのですが、斜鏡がどうにも邪魔で、以下が限界でした。
鏡面の状態を表現できているのか、単に映り込みによる錯覚なのか、という切り分けすら出来ておりません。
(何かマーベルの映画のオープニングとかに出てきそうだな。。)
というわけで斜鏡が邪魔というのを身にしみて理解したので、
次回はいよいよ斜鏡を取っ払って再挑戦してみたいと思います!
※何となく主鏡をパッカーンと外してテストするのが常道のように思えて、それで結構気後れしていたのですが、斜鏡を取ればよいだけということに気づかせていただきました! それであれば鏡筒を使って主鏡の位置決めも楽にできるし、良いことづく目に思えます。
よーし、斜鏡取るぞ、斜鏡取るぞ
「結局目で見えるもの、写真に撮れるものが結果として全てなのだから、放物面かどうかなんてどうでも良いだろう」という指摘があるかもしれません。確かに合理的にはそうです。
が、所詮コレはお遊びの趣味なので、「鏡面が放物面か球面か」ということは気の持ちように大きく影響してくるのです!
<鏡面が放物面だったとき>
あ~やっぱり何か、キレキレの絵が見えると思ったらやっぱりそうだったか~ 8kで購入したスカエク、D=100[mm]のF4.5だけど放物面なんで光学性能は最高! 1/3インチの豆粒センサ使っている限り、面内の収差とかも気にしなくて良い、最高!
<鏡面が球面だったとき>
あ~やっぱり微妙に写り悪いと思ったら球面だったのか。。何か微妙だと思ったわ。8kで手に入れた鏡筒だから文句は言えんなぁ。。
あ、でも考えようによっては球面の状態でもキレキレの画像が得られているので、これで放物面になったらもっと凄いということかな! 放物面の小口径反射を手に入れたい~
となり、よくよく考えるとドチラの場合でも勝利している気はしますが、どっちかわからないのも気持ち悪いので特定したいなーと思っています。
そのための評価手法として、フーコーテストなるダース・ベイダーの呼吸音みたいな雅な評価方法が世の中にはあるということを最近知りました。
何やらXYステージ等でカメラ、光源、ナイフ、鏡筒の位置を緻密に管理するのが必要そうで、およそ自分のような適当な人間が手を出してはいけない代物に思えますが、そこはひねくれているので「敢えて適当な構成でフーコーテストやってもそこそこできるよ」という実績を世の中に作り出す事が自分の使命なのではないか、という偉大なる勘違いを推し進めてみたいと思います。
<Day1>
そうはいっても鏡筒から主鏡をパッカーンと外すのは心理的ハードル高いな。
よし、ネットの作例の一つで斜鏡付けたままでも実施できた、というのをどこかで見た気がするので早速自分も斜鏡つけたままやってみよう。
超ざっくりな解釈による配置図
上記イメージを具現化したもの
※上記は近すぎるとのご指摘を頂いたので、その後に遠ざけました。
この構成で本当に最初の最初に撮った画像がコレです。
うーん、よくわからない。
最初にやってみたときは、「反射光が収束する焦点付近の光束をナイフでぶった切る」というフーコーテストのコンセプトがわかっておらず、カメラ~鏡筒間を適当に遮れば何か撮れるんじゃないか、などと甘いことを考えていました。
さすがに以下2つの観点でダメダメでした。
↓
1.反射光が収束する付近を遮蔽できていない。
2.入射光が明るすぎ&散乱しすぎていて、反射光と入射光が分離できていない。
ということで上記2点を是正して再実施してみます。
ちょっとiPhone画像がブレブレですが・・・
・光源をiPhoneから適当なLEDライトに変更し、スリットから光を出すようにして光量を調整しています。
・漏れ光は使わなくなった靴下!で抑え込んでいます。
・反射光が収束する付近にクレジットカードを配置できるようにしています。
という是正をしました。
面白いのが、反射光の収束具合を目で確認できるところです。
↓
ほぼジャストに収束(焦点付近?)
↓やや焦点からズレた位置
↑
ETCカード上に遮光映り込み付きの反射光がくっきり形になって写っています。
これらの是正により、最初の試行よりは良さげな絵が撮れました。
何より、同一方向から遮蔽しているのに、焦点の前後で陰の出方が反転するという現象を確認できたことが嬉しかったです。
以下、2枚とも向かって左から遮蔽物を差し込んでいます。
1枚めは普通に左に陰ができるのですが、
2枚めは右から陰が出てきます! これも面白い!
(やってるときは面白い~とキャッキャしてたのですが、今見返すと何故か斜鏡の見え方も変わっていますね。。なんでだろう。。時間的に連続してて位置関係は変えてなかったはずなのですが。。)
「で、肝心のフーコーテストは?」
色々頑張ったのですが、斜鏡がどうにも邪魔で、以下が限界でした。
鏡面の状態を表現できているのか、単に映り込みによる錯覚なのか、という切り分けすら出来ておりません。
(何かマーベルの映画のオープニングとかに出てきそうだな。。)
というわけで斜鏡が邪魔というのを身にしみて理解したので、
次回はいよいよ斜鏡を取っ払って再挑戦してみたいと思います!
※何となく主鏡をパッカーンと外してテストするのが常道のように思えて、それで結構気後れしていたのですが、斜鏡を取ればよいだけということに気づかせていただきました! それであれば鏡筒を使って主鏡の位置決めも楽にできるし、良いことづく目に思えます。
よーし、斜鏡取るぞ、斜鏡取るぞ
コメント
コメント一覧 (2)
ykwk1980
がしました
斜鏡だけ外せば良い、というのはシベットさんに教えていただきました!確かに主鏡も倒れないし変な迷光防げるし配置もしやすいなど、メリット多いです。
よくあるフーコーテストの絵面で主鏡をぽつねんと置いているのは、主鏡を作った後にチェックするという流れだからかも、と思えてきました。普通に反射望遠鏡として完成品状態でテストする場合は、斜鏡だけ外すのが最も合理的な方法ですよね。
(そのわりに、ネットで検索して出てくるフーコーテストで鏡筒付きの状態のものは余り見た記憶が無いです。。不思議。。これは思い込みで脳内フィルターでそのような事例を無意識にカットしていただけかもしれません^^)
ykwk1980
がしました